こんにちは。
冬の間はユキホオジロ撮影のため、毎週のように通っていた浜厚真。
本日の探鳥は、かねてよりの理想ルート、「浜厚真からむかわ河口を経て、四季の館で温泉入って帰る」って感じです。
このルート実は、冬季真っ最中に逆から攻めてみた事があるのですが、2024年初頭は道南でもかなりの積雪があり、行ってみたものの、雪が深すぎて全く奥へ入って行けずの生命の危険を感じたルート。
(いや、大雪がなければそこまででもないが、2024年はいきなりどさっと雪が降ったし、むかわの河口は除雪がされてなく、行ってみたけど危険すぎて引き返した)
とにかく、探鳥とサウナや温泉がセットとなる私には、大変魅力的なルート。
むかわの側道では、シーズンとなると普通にオオワシが休んでいたりするし、浜厚真にはユキホオジロも飛来したりする。
めちゃくちゃ可愛いユキホオジロ。
本日は、「ユキホオジロはもう渡ってしまった」と言う事を確認し、未練を残さないためのあえてのルートです。
ユキホオジロがいない事を確認するため、浜厚真へ
浜厚真到着。
あんなに積もっていた雪なんてどこにも無くなっているし、カメラ持っている人間なんて、私くらい・・。
浜はすっかりサーファーに乗っ取られていた・・(浜厚真は、サファーに超人気の海岸)。
めちゃ殺伐としていますな・・。
真冬と大違い。
流石にユキホオジロはいない感じでしたが、その代わり、河口にたくさんアオサギが来ていた。
めちゃアオサギいるなと土手を歩いていると、鳥の群れ発見。
大群で来ていた。
ユキホオジロなどは、渡りの時にかなり大きな群れとなると聞いたけれど、ベニヒワも大きな群れとなるのか??
真冬に見た子はソロか2〜3羽で行動していたし、人間に無頓着な感じで、マイペースに浜ニンニクじゃないよく分からない草を食べていた。
それに比べてこの群れは警戒心が強く、なかなか写真を撮らせてくれない。
しかも、冬に見た子は胸が赤い子が多かったのに、なぜか皆、頭以外は白っぽい・・。
全員メスなのだろうか・・。
と思って調べてみたら、多分この群れは「コベニヒワ」の群れだった模様・・。
コベニヒワは、その名の通りベニヒワより小さいのですが、胸の色も比較的白いのだそう・・。
良い写真が撮れなくて残念・・。
でも、こんな感じで群れが来ていたということは、案外ユキホオジロも最近までいたのかもしれない・・、というか、今日も本当はいたのかもしれないし、これから来るのかもしれない・・。
などと思いつつ、コベニヒワを見ていたら、近くから「ジュリジュリ」という、お馴染みのあの鳴き声・・。
これは・・、いるっ!シマエナガが!!
わあっ!!
シマエナガだっ!
このシマエナガは群れではなくて、完全に単体・・。
そろそろ群れもバラける時期ではあるけれど、まだ早い気もする・・。
近くには林もあるので、この子はそこからちょっと出てきた、はぐれエナガちゃんかもしれませんね。
それにしても、今日は特別かもしれないけれど(ユキホオジロ撮影の時にはいなかったから)、ユキホオジロとシマエナガ両方が撮影できるのなら、冬中ここにいるんだけどな〜・・。
せっかくなので、河口から上流に向かう
3月末。
もうバードウォッチャーの影がなくなった頃でも、意外と野鳥がいることに気を良くした私は、せっかくだから、河口から上流に向かって歩ける所まで歩く事に。
途中対岸でカメラを持っている人を見かける。
河口からちょっと上流に向かうと、水鳥やら羽を休めている大鷲やらが沢山いる。
そこに、見慣れぬ赤い頭の大きな鳥。
その姿は純白・・。
あれ、丹頂鶴じゃないですか??
2羽いる。
つがいだろうか・・・。
野生の鶴、初めて見た。
今までアオサギのことを『大きい!』と思っていたけど、そんな比ではなくタンチョウはでかい・・。
3月末、浜厚真には意外にもたくさんの野鳥がいた・・。
噂には聞いたことがあるけれど、ここでタンチョウを見られるとは思わなかった。
のんびりと歩いている風なタンチョウでしたが、これまた意外と人の気配に敏感で、にじにじと距離を詰めればにじにじと遠のくという感じです。
それにしても、タンチョウは大きかったな・・。
思ったよりたくさんの鳥と出会えたので、もっと粘る誘惑に駆られましたが、今日はテーマというかコンセプトがあるので、このまま車で20分くらいのところにある、「むかわ河口(むかわ人工干潟)」へ向かいます。
むかわの河口、実は初めて。
②へ続く。